- 10月 9, 2025

【ロックフェス特集第4弾】2025年海外主要ロックフェスの注目レジェンドバンド10選
前回、前々回の記事では2025年の国内2大ロックフェスと海外主要11フェスに複数回出演しているバンドを取り上げ紹介してきた。
今回は引き続き注目バンドを紹介していくが、今回は『2005年以前にデビューした活動歴20年を超えたレジェンドバンド』たちを紹介していく。
現在のロックシーンへ多大な影響を与えつつも自身も今なお精力的に活動しているバンド達だ。
第1回の記事で言及したが、ロックフェスのロック系ラインナップが年々弱くなってきて他ジャンルに押されている現状にある。
そんな中でも往年のレジェンドバンド達の活躍によって何とかロックフェスの体裁を保っているともいえるだろう。逆に言えば新陳代謝の妨げになっているという見方もあるのかもしれない。この点については今回言及しないが多くの意見を求めて今後取り上げていきたいと思う。
いずれにしても今回は今なお積極的なライブや作曲活動をつづけ、他ジャンルが流行るなか熱狂的ファン層の支持のもとでロックを魅了し続けている現代ロック界の現役レジェンドバンド達。
そんなレジェンドバンドの中から2025年国内外主要13フェスに出演している注目のレジェンドバンドを10バンドを紹介していく。
2025年開催のロックフェスで活躍する現役ロックレジェンドバンド10選

取り上げるのは既にこれまでも紹介している国内2大フェス(フジロック&サマソニ)+海外主要11フェスの計13ロックフェスで下記条件を満たしたバンドを10バンド取り上げていきたいと思う。
- 本年2025年に対象のロックフェスティバルに複数回出演していること
- 2005年以前にデビューアルバムをリリースしていること
尚、前提(言い訳)として、当サイト管理人の主食が1990年代〜2000年代のオルタナロック、パンク・ハードコア、メタル系であることから、選出バンドや批評にいくらかの偏りが出ているであろうことを予めご了承していただきたい。
対象フェスは以下の通り
国内フェス(オールジャンル系)
- フジロック
- サマーソニック
海外フェス(ロック系)
- ダウンロード
- ロックアムリング
海外フェス(メタル系)
- ヘルフェスト
- ヴァッケンオープンエア
海外フェス(オールジャンル系)
- コーチェラ
- グラストンベリー
- レディング
- ボナルー
- ロラパルーザ
- ピンクポップ
- ロスキレ
Bloc Party
Bloc Party(ブロック・パーティー)
- 国籍: イギリス
- ジャンル: インディーロック/ポストパンクリバイバル
- デビューアルバム: 『Silent Alarm』(2005年)
- 出演フェス: サマーソニック、レディング
1999年結成のロンドン出身4ピースバンド。2000年代のインディーロック/ポストパンクリバイバルを代表するバンドとして、同世代のArctic MonkeysやFranz Ferdinandと並んで高い評価を受けた。
Kele Okerekeの独特なボーカルスタイルと、Russell Lissackのアンギュラーなギターサウンドで、モダンでダンサブルなポストパンクサウンドを構築。デビューアルバム『Silent Alarm』は2000年代を代表する名盤として現在も高く評価されている。「Banquet」「Helicopter」などの楽曲は、現在のインディーロック/ポストパンクシーンに大きな影響を与えた。メンバーチェンジを経ながらも現在も活動を続け、常に進化を続けるサウンドでファンを魅了している。
- Like Eating Glass
- Helicopter(Official Music Video)
- Positive Tension
- Banquet(Official Music Video)
- Blue Light
- She’s Hearing Voices
- This Modern Love
- The Pioneers(Official Music Video)
- Price of Gasoline
- So Here We Are(Official Music Video)
- Luno
- Plans
- Compliments
- Little Thoughts (Official Music Video)
- Every Time Is the Last Time
A Day To Remember
A Day to Remember(ア・デイ・トゥ・リメンバー)
- 国籍: アメリカ
- ジャンル: ポップパンク/メタルコア
- デビューアルバム: 『And Their Name Was Treason』(2005年)
- 出演フェス: ロックアムリング、ヘルフェスト
2003年結成のフロリダ出身5ピースバンド。ポップパンクとメタルコアを融合させた「イージーコア」というジャンルの先駆者として、2000年代後半から2010年代のシーンを牽引した。
Jeremy McKinnonのクリーンボーカルとスクリームボーカルを使い分けるスタイルと、キャッチーなメロディーとヘヴィなブレイクダウンを同居させた楽曲構成は多くのバンドに影響を与えた。『Homesick』『What Separates Me from You』などのアルバムでは、若者の心に響く等身大の歌詞とエモーショナルなサウンドで大きな支持を獲得。20年のキャリアを通じて常に進化を続け、現在もシーンの最前線で活躍する現役レジェンドだ。
- The Downfall of Us All(Official Music Video)
- My Life for Hire
- I’m Made of Wax, Larry, What Are You Made Of? (feat. Mike Hranica)(Official Music Video)
- NJ Legion Iced Tea
- Mr. Highway’s Thinking About the End(Official Music Video)
- Have Faith in Me(Official Music Video)
- Welcome to the Family (feat. Vincent Bennett)
- Homesick
- Holdin’ It Down for the Underground
- You Already Know What You Are
- Another Song About the Weekend
- If It Means a Lot to You
Bullet for My Valentine
Bullet for My Valentine(ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン)
- 国籍: イギリス
- ジャンル: メタルコア
- デビューアルバム: 『The Poison』(2005年)
- 出演フェス: ダウンロード、ロックアムリング
1998年結成のウェールズ出身4ピースバンド。メタルコアシーンの重要な一角を担い特に2000年代中期からのメタルコアブームを牽引した代表的バンド。
Matt Tuckのメロディアスなクリーンボーカルとアグレッシブなスクリーム、そして流麗なギターソロを特徴とするサウンドで一世を風靡した。デビューアルバム『The Poison』は現在のメタルコアシーンの礎となった名盤として語り継がれている。『Scream Aim Fire』『Fever』などのアルバムでも一貫してメロディーとヘヴィネスのバランスを追求し、メタルコアというジャンルの可能性を広げた。現在も精力的に活動を続け、新世代のメタルコアバンドに多大な影響を与え続けている。
- Intro (feat. Apocalyptica)
- Her Voice Resides
- 4 Words (To Choke Upon)
- Tears Don’t Fall(Official Music Video)
- Suffocating Under Words of Sorrow (What Can I Do)(Official Music Video)
- Hit the Floor
- All These Things I Hate (Revolve Around Me)(Official Music Video)
- Hand of Blood (Official Music Video)
- Room 409
- The Poison
- 10 Years Today
- Cries In Vain
- Spit You Out
- The End
Biffy Clyro
Biffy Clyro(ビッフィ・クライロ)
- 国籍: イギリス
- ジャンル: オルタナティブロック
- デビューアルバム: 『Blackened Sky』(2002年)
- 出演フェス: グラストンベリー、ピンクポップ、ロックアムリング
1995年結成のスコットランド出身3ピースバンド。Simon Neilの独特なボーカルスタイルと複雑な楽曲構成で英国オルタナシーンの重要な位置を占めている。
初期はより実験的でプログレッシブなアプローチを取っていたが、『Puzzle』『Only Revolutions』といったアルバムでよりポップでアクセシブルなサウンドに進化。特に『Only Revolutions』では英国チャート1位を獲得し、国民的バンドとしての地位を確立した。Simon Neilの感情豊かなボーカルと、James JohnstonとBen Johnstonの兄弟によるリズム隊の絶妙なコンビネーションは、現在の英国ロックシーンに大きな影響を与えている。
- The Captain(Official Music Video)
- That Golden Rule(Official Music Video)
- Bubbles(Official Music Video)
- God & Satan(Official Music Video)
- Born on a Horse
- Mountains(Official Music Video)
- Shock Shock
- Many of Horror(Official Music Video)
- Booooom, Blast & Ruin(Official Music Video)
- Cloud of Stink
- Know Your Quarry
- Whorses
Rise Against
Rise Against(ライズ・アゲインスト)
- 国籍: アメリカ
- ジャンル: パンクロック/ハードコア
- デビューアルバム: 『The Unraveling』(2001年)
- 出演フェス:ダウンロード、ロックアムリング
1999年結成のシカゴ出身4ピースバンド。メロディックハードコアとパンクロックを融合させたサウンドで2000年代のパンクシーンを牽引した重要バンド。
Tim McIlrathの力強いボーカルと社会的・政治的メッセージを込めた楽曲で、パンクロックの持つ反骨精神を現代に蘇らせた。『Siren Song of the Counter Culture』『The Sufferer & the Witness』などのアルバムでは、環境問題や社会問題に対する強いメッセージを音楽に込めている。25年のキャリアを通じて一貫してDIY精神とアクティビズムを貫く姿勢は、現在のパンク/ハードコアシーンの若い世代に大きな影響を与え続けている。
- Collapse (Post-Amerika)
- Long Forgotten Sons
- Re-Education (Through Labor)(Official Music Video)
- The Dirt Whispered
- Kotov Syndrome
- From Heads Unworthy
- The Strength To Go On
- Audience of One(Official Music Video)
- Entertainment
- Hero of War
- Savior(Official Music Video)
- Hairline Fracture
- Whereabouts Unknown
Muse
- 国籍: イギリス
- ジャンル: プログレッシブロック/オルタナティブロック
- デビューアルバム: 『Showbiz』(1999年)
- 出演フェス: ピンクポップ、ヘルフェスト
1994年結成のデヴォン出身3ピースバンド。Matt Bellamyの驚異的なボーカルレンジとピアノ・ギターの演奏技術、そして壮大なスケールの楽曲構成で世界的な成功を収めた。
『Origin of Symmetry』『Absolution』『Black Holes and Revelations』など、アルバムごとに音楽性を進化させながらも一貫してプログレッシブでシネマティックなサウンドを追求している。政治的・哲学的なメッセージを込めた楽曲と、圧倒的なライブパフォーマンスで世界中のロックファンを魅了し続けている。クラシック音楽の影響を受けた楽曲構成は、現在のオルタナティブロックシーンに大きな影響を与えている。
- Intro
- Apocalypse Please
- Time Is Running Out(Official Music Video)
- Sing for Absolution(Official Music Video)
- Stockholm Syndrome(Official Music Video)
- Falling Away with You
- Interlude
- Hysteria(Official Music Video)
- Blackout
- Butterflies and Hurricanes(Official Music Video)
- The Small Print
- Fury
- Thoughts of a Dying Atheist
Jimmy Eat World
- 国籍: アメリカ
- ジャンル: エモ/オルタナティブロック
- デビューアルバム: 『Jimmy Eat World』(1994年)
- 出演フェス: レディング、ロラパルーザ、ダウンロード、ロックアムリング
1993年結成のアリゾナ出身4ピースバンド。エモーショナルハードコアからオルタナティブロックへの進化を遂げ、エモジャンルの発展に大きく貢献した重要バンド。
2001年の『Bleed American』で商業的な成功を収め、特に「The Middle」は2000年代を代表する楽曲として広く親しまれている。Jim Adkinsの感情豊かなボーカルと、メロディアスでありながらも重厚なサウンドは、現在のエモ/ポストハードコアシーンの礎となった。30年のキャリアを通じて一貫してDIY精神を貫き、楽曲の質の高さで勝負し続ける姿勢は多くのバンドの模範となっている。
- Bleed American(Official Music Video)
- A Praise Chorus
- The Middle(Official Music Video)
- Your House
- Sweetness(Official Music Video)
- Hear You Me
- If You Don’t, Don’t
- Get It Faster
- Cautioners
- The Authority Song
- My Sundown
Weezer
- 国籍: アメリカ
- ジャンル: オルタナティブロック、エモ
- デビューアルバム: 『Weezer (Blue Album)』(1994年)
- 出演フェス: コーチェラ、ピンクポップ、ダウンロード、ロックアムリング
1992年結成のカリフォルニア出身4ピースバンド。Rivers Cuomoの内省的な歌詞とポップなメロディーセンスで90年代オルタナシーンの重要な一角を担った。
デビューアルバム『Blue Album』は90年代を代表する名盤として今も語り継がれ、「Buddy Holly」「Say It Ain’t So」などの楽曲は世代を超えて愛され続けている。その後も『Pinkerton』『Green Album』など色分けされたアルバムリリースを続け、常に実験的なアプローチを忘れない姿勢は多くのインディーロックバンドの手本となっている。Rivers Cuomoの天才的なソングライティングは30年経った今も衰えることを知らない。
- My Name Is Jonas
- No One Else
- The World Has Turned and Left Me Here
- Buddy Holly(Official Music Video)
- Undone – The Sweater Song(Official Music Video)
- Surf Wax America
- Say It Ain’t So(Official Music Video)
- In the Garage
- Holiday
- Only in Dreams
Korn
- 国籍: アメリカ
- ジャンル: ニューメタル
- デビューアルバム: 『Korn』(1994年)
- 出演フェス: ロラパルーザ、ピンクポップ、ダウンロード、ロックアムリング、ヘルフェスト
1993年結成のカリフォルニア出身5ピースバンド。7弦ギターの導入やダウンチューニング、スキャット的なボーカルスタイルでニューメタルジャンルを確立したパイオニア。
デビューアルバムから重厚なリフと実験的なアプローチで話題となり、続く『Life Is Peachy』『Follow the Leader』でシーンの頂点に立った。DJ的要素やヒップホップの影響も取り入れながら、常に進化を続けるサウンドは30年経った今も色褪せることがない。Jonathan Davisの独特なボーカルスタイルと Fieldy の個性的なベースサウンドは、現在のメタル/ハードコアシーンに計り知れない影響を与えている。
- It’s On!
- Freak on a Leash(Official Music Video)
- Got the Life(Official Music Video)
- Dead Bodies Everywhere
- Children of the Korn (feat. Ice Cube)
- B.B.K.
- Pretty
- All in the Family (feat. Fred Durst)
- Reclaim My Place
- Justin
- Seed
- Cameltosis (feat. Tre Hardson)
- My Gift to You
- Earache My Eye (feat. Cheech Marin)
Green Day
- 国籍: アメリカ
- ジャンル: ポップパンク
- デビューアルバム: 『39/Smooth』(1990年)
- 出演フェス: コーチェラ、ダウンロード
1987年結成のカリフォルニア出身3ピースバンド。90年代のポップパンクシーンを代表するバンドとしてThe Offspringと並んでパンクロックの大衆化に大きく貢献した。
1994年の『Dookie』で大ブレイクし、その後も『American Idiot』や『21st Century Breakdown』などの名盤を発表。政治的メッセージも織り交ぜながら、キャッチーなメロディーとパンクのエネルギーを融合させた楽曲で世界中のファンを魅了し続けている。活動35年を超えた現在も精力的にツアーを行い、新世代のパンクバンドに多大な影響を与え続けている不朽のレジェンドだ。
- American Idiot(Official Music Video)
- Jesus of Suburbia(Official Music Video)
- Holiday(Official Music Video)
- Boulevard of Broken Dreams(Official Music Video)
- Are We the Waiting
- St. Jimmy
- Give Me Novacaine
- She’s a Rebel
- Extraordinary Girl
- Letterbomb
- Wake Me Up When September Ends(Official Music Video)
- Homecoming
- Whatsername
各ジャンルの礎を築いた重要バンドたち

各ジャンルのパイオニア/中心に君臨する重要バンドたち
今回取り上げた10バンドは、それぞれがロックのサブジャンルにおいて極めて重要な位置を占めるバンドばかりだ。
- Green Day:ポップパンクの大衆化に貢献
- Korn:ニューメタルジャンルを確立
- Jimmy Eat World:エモの発展に大きく貢献
- Bullet for My Valentine:メタルコアシーンを牽引
- A Day to Remember:イージーコアというジャンルの先駆者
音楽ジャンルには流行り廃りがあるものであるが、これらのバンドが30年近く、あるいはそれ以上の長きにわたってシーンの最前線で活躍し続けていることは驚異的だ。
新しいトレンドが次々と生まれる音楽業界において一貫して高い音楽性とパフォーマンスを維持し続ける姿勢は、まさにレジェンドと呼ぶに相応しいだろう。
Korn今年頑張りすぎじゃね…
今回取り上げたバンドの中でも特に目を引くのがKornの活動量である。
2025年はロラパルーザ、ピンクポップ、ダウンロード、ロックアムリング、ヘルフェストの5フェスに参加(予定込)で、ピンクポップ以外ではヘッドライナーを務めている。
結成から30年を超え、メンバーもやがて50代半ばにさしかかろうというレジェンドバンドがこれほどまでに精力的にフェス出演をこなしているのは本当に驚異的です。(お金に困っているのだろうか?)
ニューメタルというジャンル自体は2000年代初頭にピークを迎えたものの、Kornは常に進化を続け、在も第一線で活躍し続けている。まさに「頑張りすぎ」と言いたくなるほどの活動量だが、これこそがレジェンドバンドたる所以なのかもしれません。
まとめ

これまでの内容をまとめると、近年のロックフェスのラインナップが他ジャンルに押し込まれロックバンドの出演数が減っている事実がある。しかし、その中でもレジェンドと呼ばれるバンドたちがフェスにおいてヘッドライナーやメインステージの重要な位置を占めているのが現状である。
今回取り上げたレジェンドバンドは、管理人にとっては年代的にドストライクな世代のバンドであるので少し贔屓目な目線をしてしまうが、あえて辛辣な意見を言うと、第2弾でとりあげた新世代バンド、Sleep Tokenのような新世代バンドのヘッドライナークラスでの活躍が増えてほしいと思っている。
ロックは死んだといわれている、おそらく死んでいないだろう、いやもう正直どっちでも良い。
しかし新陳代謝というか新旧世代のパワーバランスはアンバランスの状態にあるような気がしている。
音楽的嗜好において、選択肢の多い現代では新たな若いロックスターが現れにくいといった時代背景があるのであろう、さらに競合過多気味のフェス集客において話題性と熱狂的なファンが見込めるレジェンドの起用は興行的に正解なのだろう。話題性を作る側面で良いから、新時代の才能あるバンドや勢いのあるバンドを積極的にヘッドライナーやメインステージへ抜擢してほしいものだ。
そういった大胆な抜擢から駆け上がっていくバンドの活躍をいち早く発見して紹介していくのが当サイトのような音楽オタク自己満サイトだ。当サイトでは時代を超えたロックのルーツから新時代の才能まで、今後も主観的に偏りもありつつ紹介していく。音楽の多様性と可能性を信じて、これからもロックシーンを見守っていきたいと思う。





